「Marche」

Conero (コーネロ)

Conero
生産地域は、アンコーナの南の丘陵地帯で、コーネロ山の後ろに当たる地域。
モンテルプルチャーノ種85%、サンジョヴェーゼ種15%で造られる<赤>。
アルコール度数は12.5%以上、24ヶ月以上の熟成をする 「ロッソ・コーネロ・リゼルヴァ」が、2004年、「コーネロ」と改名しDOCGに昇格した。
ワインは、しつかりしたきれいなルビー色で、独特の果実香を持ち、フルーティーで中程度のタンニンを含み、ややアルコールを感じる心地好い飲み心地のワインだが、マラスカや、リコリスの香りを含むものもあり、味わいは幅広い。
リゼルヴァでない通常の<ROSSO CONERO(ロッソ・コーネロ)>は、DOC。

このワインは、紀元前3世紀、古代ローマにアルプスを越えて攻め入ったカルタゴの将軍ハンニバルが戦場で病気に罹った馬にこのワインを飲ませたというエピソードが残るほど古く、プリニウスもアドリア海沿いで造られる最も優れたワインであると記してもいる。

モンテルプルチャーノ種については、多くの学者が調べているが、はっきりしたことは分かっていない。1800年代の初め、既にこの葡萄はマルケ地方からプーリア地方までアドリア海に沿って植えられていた。最初はサンジョヴェーゼ種の仲間と思われていたが、テモーラに住むデ・ボシス氏によって独自のブドウであることが確認された。

  • 生産量:260万本
  • Key Vintages:1990,95,97,98,99,2000,01,02,
  • 主生産者:Garofoli(ガロフォリ)、Le Terraze(レ・テッラツェ)、Umani Ronchi(ウマニ・ロンキ)、Lanari(ラナーリ)、 Fazi Battaglia(ファツィ・バッターリア)

 

Vernaccia di Serrapetrona (ヴェルナッチャ・ディ・セッラペトローナ)

Serrapetrona
セッラペトローナを中心とする地域で造られるこのワインは、生産量も少なく、あまり知られるワインではなかったが、2004年にDOCGに認められた。
ヴェルナッチャ・ネーラ種(黒ブドウ)85%以上を使用し、40%以上の葡萄を乾燥させて糖度を高める規定になっている。
辛口と甘口のスプマンテ2種があるが、ナチュラルでアルコールに換算して13%以上を必要とされる。また甘口のドルチェは、残糖が1L当たり22g以上であることが条件とされている。
ワインは、生き生きとした深いルビー色で独特の花の香りを含み、果実味豊かなアロマを放ち、味わいのベースにわずかに苦味がある独特の<発泡性赤ワイン>。本来瓶内発酵のものであったが、近年タンク内発酵に多くが変えている。
非発泡性のものは、単に<SERRAPETRONA(セッラペトローナ)>を名乗るDOC。

19世紀末の学者、ディ・ロヴァセンダによると、当時、このヴェルナッチャ・ネーラ種はアンコーナ周辺で最も優れた葡萄あったとされている。もともとマルケ地方とウンブリア地方で多く栽培され、学者フェルチーニによってマチェラータに近いセッラペトローナの名前がつけられた。また、この品種はモローネ、あるいはヴェルナッチャ・ディ・コッレートなどとも呼ばれているが、トスカーナのサン・ジミニャーノやサルディーニャのオリスターノとは別の品種。地元では食用としても使われている。

  • 生産量:21万本
  • 主生産者:Serboni(セルボーニ)、Quacqarini Lanfranco(クアックアリーニ・ランフランコ)
    Colli di serrapetrona(コッリ・ディ・セッラペトローナ)
    Quacqarini Alberto(クアックアリーニ・アルベルト)

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