イタリアワインの種類(分類)

ワインの分類は、その色調によって、
・赤ワイン(Rosso-ロッソ)、
・ロゼ・ワイン(Rosato -ロザート)、
・白ワイン(Bianco-ビアンコ)
に分けられ、それに、<発泡ワイン>を加えて4種に捉えるのが一般的である。

イタリア・ワインの特徴で、ラベルに、質的違い、造り方の違いも表示している。 複雑で解り難いと言われているイタリア・ワインを捉える要素でもあるので、以下に整理して分類した。

*赤ワインはルビーノ(Rubino)と呼ばれることもある。
*色調の濃いロゼ・ワインはキァレット(Chiaretto)とかチェラスオーロ(Cerasuolo) と呼ばれていて、その色調の濃さから赤ワインとみなされているものもあるが、造り方で、 ロゼ・ワインの範囲に入るものである。

 ワインの「質」による分類 (ラベルに明示されている)

Riserva
(リゼルヴァ)

「リゼルヴァ」の付かない通常のワインより、アルコール度数、熟成期間を超えたワインで、 規定により、その度数・期間は定められている。通常のワインより当然上質であり、上級酒を意味する。DOC(G)ワインには、大半がこの「リゼルヴァ」の付くワインと付かない通常のワインと2種類がある。
Superiore
(スペリオーレ)
ほぼ、Riserva(リゼルヴァ)同様の意味を持つものと理解して大きな間違いはない。1992年の新規定により廃止の方向にある言葉である。
分かり易い例として、ヴェネト州の「バルドリーノ」はDOCだが、「バルドリーノ・スペ リオーレ」の方はDOCGで、法的にも上級に格付けされている。
Classico
(クラツシコ)

古くからそのワインを生産していた特定の地域を言い、この語の付くワインは、付かないワインより一般的には上質と捉えることができる。
よく目にするワインの例として、「キヤンティ」と「キャンティ・クラッシコ」。

*地区名加えて表示したワインもあり、通常のものより上質と捉えるが、「クラッシコ」を名乗る地区がある場合は、「クラッシコ」の次に来るランク付けと捉えるのは一般的である。
以下にキャンティを例にして図解した。

 

キャンテイの格付け図

 

 造り方による分類
Passito
(パッシート)
収穫したブドウを陰干しにして糖度を高めてから醸造するワイン。
一般的には甘口ワイン。
Recioto
(レチョート)
パッシートと同様に、収穫したブドウを陰干しにして造るワイン。
「レチョート」とはブドウの房の肩の甘い部分、あるいは耳たぶの固さに陰干しするなどの意味から名づけられたといわれる。ソアヴエ、ヴァルポリチエツラ、ガンベッラーラなどの品種に使用する。

Vin Santo
(ヴィン・サント)

ヴィーノ・サント(vino Santo)とも呼ばれる。ブドウを収穫した後、ワラの上で数カ月乾燥させ、干しブドウになって糖度が高まったところで果汁を搾り、発酵させ密閉した樽で熟成させたワイン。
トスカーナ州で多く造られるが、トレンティーノ地方でも造られる。トスカーナ州ではトレッビアーノ種が主体だが、トレンティーノではノジオラ種を使用する。
Liquoroso
(リクオローゾ)
モスカート種、マルヴアジア種、アレアティコ種などアロマティックなブドウの品種にアルコールかブドウの蒸留液、凝縮したモストなどを加えて造る。普通17.5度程度のアルコール度数だが、15~22度に規定されている。

Chlaretto
(キアレット)

チエラスオーロ(Cerasuolo)とも呼ばれる。赤ワインと同様の醸造工程で発酵の途中で果皮を取り除いて造られるロゼワイン。
北イタリア、ガルダ湖周辺のワインがよく知られている。

Aromatizzato
(アロマティッザート)

混成ワイン。ワインにアルコール、砂糖やハーブ類を加えたもの。
アルコール度数は21度。 以下ラベルに、
ヴィーノ・アロマティツザート<VINO-Aromatizzato>
ヴエルムト<Vermut>
アペソティーヴォ・ア・バーゼ・ディ・ヴィーノ<Aperitivo a Base di Vino>
ヴィーノ・キナート<Vino Chinato>
のいずれかの表示をしなければならない。

Novello
(ノヴエツロ)

イタリアにおけるヌーヴォーワイン(新酒)。ヴィーノ・ジョーヴァネ<Vino Glovane>ヴィーノ・ヌオーヴォ<Vino Nouvo>などとも呼ばれる。
フランスより10日ほど早い11月6日解禁となる。
DOCに規定されているものもあるが、そのほとんどはテールワイン。
造り方には炭酸ガス浸漬法と低温発酵法がある。

 発泡性ワイン  弱発泡性ワインと発泡性のワインに分けられる。

Frizzante
(フリッツァンテ)

ガス圧が、セ氏20度で、1~2.5気圧の弱発泡性のもの。
Spumante
(スプマンテ)
ガス圧が、セ氏20度で、1~2.5気圧の弱発泡性のもの。
造り方によって
瓶内発酵〔シャンバーニュ法〕によるものと
タンク内発酵〔シャルマー法〕によるものとに分けられ,
前者の場合は、ラベルに<メートド・クラシッコ・シャンプノワ-Methode Classico Champenois>と表示する。

*フリツツァンテもスプマンテも天然発酵のものとガス添加のものとがある。

  SECCO (セッコ) 辛口。残糖分が0~4g/リットル
 

BBOCCATO
(アッボッカート)

薄甘口。残糖分が4~12グラム/リットル
  AMABILE
(アマビレ)
中甘口。残糖分が12~45グラム/リットル
 

DOLCE
(ドルチエ)

甘口。残糖分が45グラム/リットル以上