イタリアワインの格付け

 

イタリアが、フランスのAOC(1935年制定)に倣って、ワインを法的に特定し整備したのは1963年で、「DOC」が定められた。1980年に、「DOC」の上位に「DOCG」を設けた。
従って、基本的に、「DOCG」「DOC」「VdT」の3つにクラス分けがなされた。そして、1992年、VdTの上位に、生産地の表示を義務付けた「IGT」を新設した。

イタリアワインの格付け図解

EUワイン規則


EUレベルでの格付けは、3段階で、それをイタリアの伝統的格付けに当てはめると下記のようになる。現在、イタリアワインの殆どが伝統的表示をしているが、EU表示(DOP&LGP)をしている生産者もいないわけではない。
1.DOP(保護原産地呼称ワイン) = DOCG & DOC
2.LGP(保護地理表示ワイン) = IGT
3.VINO(ヴィーノ) = VdT
DOC  (統制原産地呼称)
DOCワインは、産地と使用品種が限定され、生産量も制限規定がある。醸造方法や熟成期
間に加え、色調,香り,味わい,アルコール含有量,酸度,その他の基準が定められている。
個々のDOCの規定の詳細は、その地域の生産者たち(品質保護協会等)によって決められ、
その案がローマにある国立原産地呼称委員会に提出され、委員会によって審議・決定される仕組みになっている。

*2011年現在、DOCは330銘柄、DOCGは73銘柄があり、栽培地は合せて212,000ha。

 

DOCG  (統制保証僚産地呼)

DOCG
DOCワインの上位に位地するDOCGワインは、DOCワインの中で「格別に評価の高い」 ワインが持つ権威を国が保証するもので、必ずしも、一般的に言う「力強い偉大なワイン」 に限らない。「ワインに歴史と伝統があり、自然と文化と結びついていて、かつ内外での評価が高い」と言うことが条件である。
2011年現在、73銘柄がDOCGに認定されている。DOCGワインには瓶の頭に検査に合格したことを示す公式シールを貼ることになっている。

国の「保証」という点には批判的な意見もあり、又、現在認定されているDOCGに問題がないわけではない。しかし、DOCGはワインの生産者たちに国の専門試飲委員会による品質管理を義務づけるなどして、ワインの品質を向上させ,また、まがいものを一層造り難くしていることも確かである。

DOCGの問題点

 

VdT  (テーブル・ワイン)
VdTは、瓶詰時において,その使用品種,収穫年,原産地の表示の必要のないのもで、 EUで認められた品種で、アルコール度が9%以上であれば、何処のブドウを使ってもいい。

 

IGT  (限定産地表示テーブル・ワイン)
IGTは、テーブル・ワインの中の、特定の産地で特定の葡萄品種から造られるワインで、産地(州,県,地域)が特定出来、使用品種が明示されたワインである。同じ品種を85%以上使用すれば品種名も表示できる。(「スーパーIGT」参照)

*2011年現在、IGTは118銘柄があり、栽培地は148,000ha。

スパーIGT