Vintage

造り手によって品質の差の大きいイタリア・ワインは、その選定には、まず、「造り手」を重要視しなければならないことは、近年、多くの愛好者は分かっている。
そして、その「作り手」重視が、Vintageへの視点を幾分弱くしているようでもある。近年、栽培・醸造技術の進歩により、あまりよくない年でも、造り手によっては相当なレベルのものに仕上がっている場合が少なくないから、なお更である。

葡萄果実を原料とするワインの品質は、葡萄の作柄に大きく左右されるものであるから、Vintageは忘れではならないものである。特に、長期熟成型のワインには重要な要素である。

以下のVintage Chartsは、産地である20州の一般情報である。個別のワインの畑や造り手の情報を示すものではない。
当Webでは、それぞれのDOC(G)の項目中で、Vintageを気にすべきワインについては、<Key Vintage>として優良Vintageを示した。

Vintage Charts

*上のリンクページのVintage Chart作成に当たって、1990~2001年は、川頭義之著 「イタリアワイン最強ガイド」を参考に作成させて頂きました。

ワイン本・イタリアワイン最強ガイド
「イタリアワイン最強ガイド」 文芸春秋

厳しいタイトルだが、あまたあるイタリア・ワイン本の中では、異色である。著者は、「あとがき」で言う。
「願わくは、それら数ある美しいワインを、単に味わうだけでなく、そこから、「造り手の顔と心」、「造られている場所の気候風土や香り」を感じとっていただきたい」と。
現在、イタリアに居を構え、イタリア人の奥方とイタリア・ワインの輸出業務に携わっている人のものだけに、ヴィヴィッドな最近のイタリア・ワインの現状が分かるだけでなく、イタリアワインを理解する基本情報も押さえ、イタリア・ワインを一層楽しめる「センス」を養える。タイトルや項目以上の、優しいワインブックである。
一読お薦め!

著者:川頭義之
1962年神奈川県生まれ、明治学院大卒、商社勤務を経て独立。イタリア・ワインの輸出斡旋業務を営む。