ピエモンテ
と言う州名は、「山の足」を意味する。州名が示す通り、ピエモンテはアルプスの南の山麓に広がり、北をスイス、西をフランスと国境を接している。州都・トリノは、かってはサルデーニャ王国の首都であった。サルデーニャ王国は、「サルデーニャ」を名乗るが、その経済・文化の中心はピアモンテにあって、「統一イタリア」創建に大きな役割を果たした。トリノは、今もイタリア諸都市の中でも最も美しい市街地を誇っている。本質的には農業州で、豊かな雪解け水に支えられ、国内一の米作地帯として、又有数のチーズの産地として発展して来た。
しかし、今日では自動車のフィアットが象徴するように、トリノを中心に工業も盛んで、ロンバルディアと共にイタリアでも群を抜いて所得水準の高い州となっている。
ワインの生産量では、全20州の第7位に過ぎないが、そのDOC(G)の数はイタリア最大で、トスカーナと共に、イタリアの誇る2大名醸地の一つである。
ピエモンテと言えば、その名を良く知られる、「バローロ」「バルバレスコ」等DOCGの詳細情報は、地図上のDOCG名ないし、最上部のメニューをクリックして下さい。DOCは数も多いので別ページに分けた。最上部のメニュー「DOC」から辿って下さい。
近年、下記はDOCからDOCGに昇格した。 *(昇格年)
・<Dolcetto di Ovada Superiore> (2008年)
・<Dolcetto di Diano d'Alba> (2010年)
・<Dogliani> (2011年)
・<Barbera d’Asti> (2008年)
・<Barbera del Monferrato Superiore> (2008年)
・<Erbaluce di Caluso> (2010年)
・<Ruche di Castagnole Monferrato> (2010年)
・<Alta Langa> (2010年)
*上記地図には表示していない。それぞれのDOCページに明記した。