「Toscana」

Carmignano Rosso  (カルミニャーノ・ロッソ)

「カルミニャーノ」は、キャンティのモンテアルバーノ地区に隣接している丘陵地帯である。土壌は石灰質泥土。ワインはサンジョヴェーゼ種を主体に、カナイオーロ種、カベルネ・ソーヴィニヨン種などを加えて造られる。生き生きとしたルビー色で、濃密なスミレの香りやブドウの果実の香りを含み、滑らかで調和の取れた辛口赤ワインになる。良い年のワインは長期の熟成にも向く。

Carmignanoの風景

「カルミニャーノ」は、キャンティが世に知られる以前からの古いワインで、フィレンツェが栄えた中世に盛んに飲まれた。1396年プラートの資産家・マルコ・タティーニが、他の地域の4倍もの価格でこの地を購入し、その名を世に知らしめた。その後、1716年、当時の支配者のメディチ家のコジモ3世がこの地を買い取っている。

イタリアでDOCの規定が作られた時、この地域の人々は、その歴史的由緒故、キャンティとの併合を拒んだため、DOCの認定が遅れ、認定されたのは1975年。また、キャンティがDOCGワインに昇格した時も、カベルネ・ソーヴィニヨン種を使用していたことから、DOCG昇格は認められず、1990年ようやく1988年産からDOCGに認められた。Rosso(赤)のみ。
しかし、そのキャンティが近年カベルネ・ソーヴィニヨン種を使用するようになったのは皮肉な話である。「カルミニャーノ」は、カペッツァーナやトレフィアーノ、アルティミーノ、ポッジョーロ、ヴェルゲレート、アンプラなど10の地区で知られている。

  • 生産量:36万本
  • Key Vintages:1985,88,90,92,95,97,99,2000,01
  • 主生産者:Fat Ambra(ファットリア・アンブラ)、Fat Artimino(ファットリア・アルティミーノ)
    Capezzana(カペッツアーナ)、Piaggia(ピアッジア)

DOCGの認められたカルミニャーノのワインは、Rosso(赤)のみで、それ以外の<ロゼ>と<ヴィン・サント>は「DOC・カルミニャーノ」である。

 

Carmignano (カルミニャーノ)

<ロゼ-Rosato>は、フルーティーなアロマを持つ生き生きとしたワイン。
<ヴィン・サント>はトレッピーノとマルヴァジー種で造る。
セカンドワイン的なBarco Reale di Carmignanoを名乗る赤は、低価格で若々しい味わいのカルミニャーノ。

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